情報社会と私たちの練習問題

出題領域「情報社会と私たち」の練習問題 3 問です。公式の出題率は 7.5% です。

問題 1

生成 AI に Python のコードを書いてもらったとき、そのコードとの付き合い方として最も適切なものはどれか。

  1. 1AI が書いたコードは常に正しいので、そのまま提出してよい
  2. 2内容を理解し、実際に動かして確認してから利用する
  3. 3AI が書いたコードには著作権が発生しないので、確認せず配布してよい
  4. 4AI が書いたコードは必ず間違っているので、利用してはいけない
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正解:2. 内容を理解し、実際に動かして確認してから利用する

解説

生成 AI は便利な道具ですが、もっともらしく見えて誤りを含むコードを出力することがあります。そのため「内容を理解し、実際に動かして確認してから利用する」姿勢が大切です。AI の出力を鵜呑みにして提出・公開すると、バグやセキュリティ上の問題に気づけません。一方で「必ず間違っている」わけでもなく、確認を前提に活用すれば学習や開発の強力な助けになります。AI が生成したコードの権利の扱いはサービスの利用規約によって異なるため、「著作権が発生しないから自由に配布してよい」と単純に考えるのも危険です。

問題 2

文化祭の来場者アンケートを Python で集計することになった。集めた回答データ(名前や感想を含む)の扱いとして最も適切なものはどれか。

  1. 1集計が終わったら、名前つきの回答データを SNS で公開して成果を報告する
  2. 2アンケートで伝えた目的の範囲で利用し、不要になった個人情報は適切に削除する
  3. 3面白い感想は誰が書いたか分かる形で友達に転送してよい
  4. 4一度集めたデータは、目的を問わず自由に使ってよい
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正解:2. アンケートで伝えた目的の範囲で利用し、不要になった個人情報は適切に削除する

解説

アンケートで集めた名前や感想は個人情報・個人に関する情報であり、「回答時に伝えた目的の範囲で利用し、不要になったら適切に削除する」のが基本です。プログラムで簡単に大量のデータを扱えるからこそ、扱う側の責任も大きくなります。名前つきのデータを SNS で公開したり、誰が書いたか分かる形で転送したりすることは、回答者との信頼を裏切るプライバシーの侵害にあたります。集めたデータを目的外に使うことも、個人情報保護の考え方に反します。

問題 3

動画サイトや SNS の「おすすめ」機能は、プログラムが利用者の好みを学習して表示内容を選んでいる。この仕組みと付き合う上で大切な姿勢として最も適切なものはどれか。

  1. 1おすすめされた情報だけを見ていれば、世の中の全体像が分かる
  2. 2おすすめは自分の好みに偏りやすいことを理解し、意識的に幅広い情報にも触れる
  3. 3おすすめ機能は完全にランダムなので、偏りを気にする必要はない
  4. 4おすすめに出てきた情報は、プログラムが選んだものなので必ず正しい
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正解:2. おすすめは自分の好みに偏りやすいことを理解し、意識的に幅広い情報にも触れる

解説

おすすめ(レコメンド)機能は、過去の視聴履歴やクリックの傾向から「その人が好みそうな情報」を優先して表示します。その結果、自分の興味や意見に近い情報ばかりに囲まれる「フィルターバブル」と呼ばれる状態が起こりやすくなります。ランダムに選ばれているわけではなく、プログラムが選んだからといって内容が正しいという保証もありません。仕組みの特性を理解した上で、意識的に幅広い情報源に触れることが、情報社会を生きる上で大切な姿勢です。